高流動コンクリート試験施工見学会を開催しました。
2024-12-03
令和6年11月8日(金)13時30分より北川建材工業(株)にて、「スランプフローで管理する普通コンクリート(以下 高流動コンクリート)」の実機試験施工見学会を開催いたしました。
当日は秋晴れの好天にも恵まれ、組合員23名、地元建設会社関係17名、地元工業高校から11名、行政2名の合計53名の参加がありました。
冒頭 田中理事長より挨拶で、『今回の施工見学会に於いて会場を提供いただいた、組合員に感謝するとともに、今後県内でも需要が増えていくであろう高流動コンクリートの打設現場を見れることは、大変楽しみであり、期待をしている。本日は地元工業高校からも見学に来ていただいており、初めて見ることばかりかとは思いますが、是非興味を持って貰えれば幸いです。』との話がありました。
高流動コンクリートは、近年の土木建築分野において部材形状の複雑化、過密鉄筋構造などからコンクリートを密実に充填することが出来、現場省人化と施工性向上などのメリットがあることなどから需要が増えて来ており、令和6年度工組の技術研究テーマとして取り上げました。
実機試験は13時40分より 、工場敷地内道路境界側の壁部分(約W40×H2.7×D0.2m)を、スランプフロー及び空気量試験後、40-60-20Nの高流動コンクリートで打ち込みが行われた。
集まった参加者は、見学会用に設置された2箇所の透明型枠から壁に充填される生コンクリートを熱心に見入っていた。

令和6年度 建設技術職員必須・基礎研修 生コンクリート講座
2024-08-06
注目
令和6年7月25日、組合員の安田産業株式会社において、公益財団法人滋賀県建設技術センターから生コンプラントの施設見学の依頼を受け、県及び市町の建設技術職員を対象とした基礎研修「土木材料(コンクリート)講座」に協力、支援を行った。当日は、生コンクリートの製造工程や品質管理についての知識を深めてもらうことを目的とし県及び市町の職員43名が参加し、安田産業の社員と滋賀工組技術小委員会メンバーが講師を務めた。
開催挨拶として田中理事長より、「どのように生コンが出荷され提供されているか、実際に目の前で見ていただく良い機会だと思う」と述べた。また安田産業株式会社 安田専務取締役からは、「コンクリートの製造、品質管理、システム化について実際見て学んで触れていただきたい」と話した。
工場概要については岩内技術部長より説明があり、その後は3班に分かれて講座が行われた。運行管理システムや出荷室、生コン試験室でのスランプ実技、プラント設備など様々な施設を案内した。施設研修後は中村部長より、品質管理について監査制度の取り組みや実施内容等の説明があった。参加者は研修中も随所で各担当者へ積極的に質問をする姿がみられた。質疑応答の時間においても多数質疑があり、関心の高さが垣間見えた大変有意義な研修となった。

令和6年度 コンクリート主任技士/コンクリート技士受験対策講座 開講
2024-07-09
注目
令和6年も、次世代の技術者育成事業の一環として主任技士/技士講座を開講しました。
主任技士講座は6月14日に、技士講座は7月5日に第1回目を開講した。主任技士講座の講師は里川技術委員長が、技士講座については、住友大阪セメント株式会社大阪支店の中村氏、山田氏が務めます。今年の受講者は主任技士8名、技士7名の申込がありました。11月まで月1回開催で参加方法は、会場受講とリモート受講の選択式とし、主任技士講座は6回、技士講座は5回開講します。
受講者の皆さんは日常業務に追われて大変かとは思いますが、資格取得に向けて所属会社のみなさんも是非ご支援の程よろしくお願いいたします。今年の試験開催日は、令和6年11月24日(日)となっております。

1DAYPAVEの最終実験を行いました。
2023-10-16
注目
滋賀県生コンクリート工業組合は令和5年10月10日、組合員の信楽生コン㈱の敷地内において1DAYPAVEの構造体による積算温度とコア強度の関係を調べるための最終実験を行った。 試験は9時30分から夜明けにかけて行い、使用した配合は水比35%の早強ポルトランドで、室内実験から求めた標準期における曲げ3.5N/㎟の発現は積算温度520℃・hであり、その検証を行う実験と位置付けた。構造体からコアを各3本ずつ採取し切断後研磨したあと直ちに圧縮強度試験を行った。そして、すでに検証済みの曲げ強度との相関から結果を導くこととした。報告書については纏まり次第追って公表することにいたします。

令和5年 技術研修会
2023-09-13
令和5年9月8日 信楽生コン㈱にて技術研修会を開催しました。
本研修会は、環境負荷低減型コンクリートの試験練り及び座学により、技術者の知見を深めるとともに、コンクリート主任技士小論文対策としても活用してもらうことを目的としています。午前中は、計画した5配合の試験練りを(株)フローリック村井氏、三島氏の指導の下に行い、午後からはフライアッシュ、高炉スラグ微粉末を利用した諸特性の話を中心に座学を行いました。また希望者で近隣の’第一大戸川橋梁’を見学し研修会は終了しました。
*第一大戸川橋梁については、https://shiga-kouso.or.jp/pages/20/#block187を参照ください。本研修会は、里川技術委員長がメイン講師を務め、パート毎に、信楽生コン㈱大垣氏、岩内技術委員、住友大阪セメント㈱山田氏が説明を行いました。
今回組合技術者25名の参加があり、大変有意義な情報共有の場となりました。
また今回の研修会を生かして、主任技士資格を目指される受講者は試験勉強(小論文対策)に活かされることを期待しております。
